アンチエイジング、アンチエイジングと世間でよく聞きますが、実際アンチエイジングとはなんなのか。正しいアンチエイジングを知りたい!
今回はアンチエイジングについて改めて知っていこうと思います。
アンチエイジングとは?
アンチエイジング(anti-aging)とは「抗加齢」を意味する言葉です。実際の年齢に逆らうことは出来ませんので、その意味としては「抗老化」となります。
ここ最近はいつまでも若々しい心と体を維持したい、実際の年齢よりも若く見られたいなどの意味に使われています。
ここ数年、高齢者がいつまでも元気で健康に年を重ねていくことに対する「サクセスフル・エイジング(successful aging)」という言葉が多く使われるようになっています。
「アンチ・エイジング」を「サクセスフル・エイジング」と対比させるならば、むしろ若年層~中年層までに使われることが多い言葉かもしれません。
まず運動をすべし!
やはり、アンチエイジングには適度な運動が必要です。(楽して綺麗になることはできないらしい……涙)
運動をすることで得られる効果には、美肌・若返りホルモンと呼ばれる成長ホルモンや、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促したり、血行をよくするなどがあります。
成長ホルモンの分泌や血行がよくなると、ターンオーバーによる肌細胞の生まれ変わりが促進され、肌の老化防止、きれいな肌を持続させることにつながります。
セロトニンは脳内伝達物質で、心にやすらぎを与える役割があります。
セロトニンを分泌することでストレスに強くなり、吹き出物などの肌荒れを改善してくれる効果もあるのです。
また、運動することによって、アドレナリンやノンアドレナリンなどのホルモンも分泌されます。これらは体脂肪を分解し、エネルギー源として消費されやすい形にしてくれる働きがあり、加齢によって筋肉量は落ちていくため、適度な運動を習慣化させ、筋肉量を維持、または増やすことが重要です。
筋トレ・有酸素運動・ストレッチをしよう
骨密度や筋肉量は、何もしないと加齢とともに減って行きます。それらを保つためにも適切な運動が必要です。
アンチエイジング対策に有効な運動は、以下3つが挙げられます
1:筋トレ
筋肉量や成長ホルモン、代謝がアップします。
2:有酸素運動
内臓脂肪を減らしたり、メタボリック症候群を予防する有酸素運動のひとつであるウォーキング。
ウォーキングは、記憶と思考を改善したり、認知症を予防したりなど、脳にも作用する可能性があります。
3:ストレッチ
肩こりを緩和して、姿勢が悪くなることを防ぐ。
体の柔軟性を保つことで美しさにもつながります。
食事にも気を使おう!
■規則正しい食事のタイミング
朝、昼、夜、1日3回決まった時間に食べるようにしましょう。
とくに朝食は大切! 朝食を抜くと、低血糖の状態が続いてしまい、血糖を補うインスリン拮抗ホルモンが大量に分泌されます。
その後、昼食を食べると血糖値が急上昇し、血糖値を下げるインスリンが分泌されます。
血糖値の激しいアップダウンは、体調不良の一因になるそうです。
また、次の食事までの時間が長くなると、血糖値が低い状態が続き、脳が強い飢餓感を感じます。
そうすると食欲のコントロールができなくなり、ドカ食いをし、結果太りやすくなってしまうのです。
その上、体温が低くなり、基礎代謝が低くなってしまうことも。
食事の感覚が空くと、脳出血や膵臓に負担がかかるなどのリスクを上げるという研究結果もあるため、朝食は欠かさず食べるようにしましょう!
■食べ方、食べる順番に気をつけて
また、テレビを見ながら、スマホをしながらなどの「ながら食べ」は免疫力を低下させることも…。
気の合う人とゆっくりリラックスして食事を楽しむことが、アンチエイジングにつながるそうです。
食べる順番も大切で、食物繊維を含んでいる野菜などを先に食べ、そのあとタンパク質の肉や魚など、さらにそのあと炭水化物のご飯などを摂るように意識しましょう。
その順番にすることで、炭水化物がゆっくりと消化・吸収され、血糖値が急激に上がるのを防ぎます。
また、よく噛んでゆっくり食べることで、食べ過ぎの防止、消化の促進、活性酸素の活性を減らせるなどの効果があります。
■偏りのない食事
バランスのよい食事はアンチエイジングの第一歩となります。
食事内容で気をつけたいことがいくつかあるのでみていきましょう。
1:栄養バランスのよい「腹八分目」の食事
まずは、食事内容の総エネルギー量が多くならないように気をつけたいですね。
活動量の少ない成人女性の目安は、1400~2000kcalです。
また、脂肪や炭水化物、塩分の摂りすぎに注意することで、高血圧、メタボリックシンドローム、肥満を未然に防ぐことができます。
高齢になって炭水化物を摂りすぎると、余った糖が体内のさまざまな細胞にくっつき、細胞の糖化を起こします。これが健康寿命にあまりよくない作用をもたらすとされています。
タンパク質やビタミン、ミネラルなどを十分に摂り、炭水化物や脂肪の摂取を少なめにした腹八分目の量の食事が、アンチエイジング効果のある食事といえます。
2:体内の抗酸化力を高める栄養素を取り入れる
それでは、アンチエイジングに効果的な体内の抗酸化力を高める栄養素には、どんなものがあるのでしょうか。
ビタミン類では、ビタミンA・C・E、ポリフェノール類のイソフラボン、アントシアニン、フラバノン、カロテノイド類のリコピンやアスタキサンチンなどがあります。
また、植物性食品の色素や香り、アクなどから発見された化学物質・フィトケミカル(ファイトケミカル)には、抗酸化作用や免疫力アップなどが期待できます。
フィトケミカルとそれ以外の抗酸化力を高める栄養素を含む食品をいっしょに食べることにより、さらに効果が期待できます。上手に食事に取り入れていきましょう!
まとめ
後半では大切な毎日のケアをお伝えしていきます!
日々の努力は大変ですが、ここを怠ると老けていく一方です……。
筆者も必死に"若さ"にしがみついていきます。
後編はコチラ