マッサージをして“リンパを流すと足が細くなる”なんて聞いたことありませんか?
正しい知識をつけて綺麗な体を手に入れましょう!
リンパって何?
体の中を血管と同じように全身に張り巡らされている導線のことをリンパ管といいます。そして血液の血漿という成分が、血管の外に染み出してリンパ管に吸収されたものをリンパ液といいます。
また、全身のリンパ管の合流地点をリンパ節といいます。
これらの総称がリンパと呼ばれるものです。
全身にリンパ節は800か所あると言われています。
そのうち首、わきの下、太ももの付け根などに多く集まっていて、細いリンパ管は、リンパ節で合流しながら最後は2本の太いリンパ管になり、静脈とつながります。ちなみに、全身に張り巡らされているリンパ管は、左右対称にはなっていません。
リンパの作用
水分を調節ができる
人の体は70%が水分でできていると言われています。
おもに、心臓と血管の働きによって循環しているのですが、毛細血管には血液成分を染み出して、細胞を潤す働きがあります。
細胞の古い水分の8割は静脈に戻るのですが、残り2割はリンパ管に入り込んでリンパ液になります。
この水分がきちんと流れないと、むくみや疲労の原因になってしまいます。
老廃物をなくせる
体に中の異物や、細菌、ウィルスなどはリンパ液に引き寄せられます。リンパ管の先には、フィルターのような役目のリンパ節があり、ここでは大量の白血球が細菌などをやっつけてくれる効果があります。きれいな水分に戻してから排出するこの働きを、デトックス効果といいます。リンパは体中の不要な物を回収しながら再び心臓へ戻る下水道のようなものなのです。
リンパのマッサージ効果
リンパの流れが悪くなって老廃物がうまく排出できないと、体内に溜まっていってしまいます。
すると免疫力が低下して体の不調の原因にもなってしまいます。リンパマッサージをすることによって、筋肉だけでは流しきれないリンパのつまりをスッキリと流してあげることができます。
また痩せる目的だと、1週間くらいの期間で効果を実感できるでしょう。
また、老廃物を体の外に出すということは、アンチエイジングにおいて最も重要なことです。
余計な水分やむくみを流せば、肌のくすみやしわの改善につながります。
また、代謝がよくなることで、新しい皮膚の生成が促され必要な栄養もきちんと行き届きます。
一定期間続けることで、キメの細かい美しい肌になることができるのです。
自分でマッサージをしてみよう!
①短時間でいいので毎日行う
②体がリラックスしてるお風呂上がりに行おう
③お風呂上がりは水分が不足しまっているので水分補給をしてから行おう
④摩擦を減らす為クリームやオイルをつけて行おう
鎖骨
中心から両外に向かってリンパを流しましょう
首
頭と首の付け根から下に降りていき、中心から両外に向かって流しましょう
顔
①目頭の下から目尻に向かって流す
②耳の上の付け根から後ろを通って下に流します
③耳下からアゴを伝って顎先→首から下に流す
腕
手首から脇の下に流す
脚
①足先から足の付け根に向かって流す
②膝の裏のくぼみを4本の指で4~5回ほど押しましょう
まとめ
自分で日々のマッサージもいいですがたまにはご褒美でリンパマッサージ専門店に行ってもいいかもしれません。
ただ自分でマッサージするより3倍は確実に痛いです……