年末年始、久しぶりの帰省。
身の回りのことから解放されのびのびできるお正月休みに突入しました!
久しぶりに親御さんと顔を合わせる人も多いはず。
のびのびと過ごすのもいいですが、大切なことをチェックするいい機会でもあります。
何をチェックするのかというと、
「認知症」
ゆるゆると進行する認知症は、近くにいると気付きにくかったり、認めたくなかったりするもの
久しぶりに顔を合わせるときだからこそ、親の認知症が始まっていないか、チェックしてみてください。
では、一体どういったところをチェックすればいいのでしょうか。
気をつけたい「おふくろの味」
帰省すると口にする手料理。
気をつけたいのが手料理の味付けです。
料理は段取りが複雑なため、認知症の傾向があると味付けが薄すぎたり、逆に濃すぎたりします。
普段食べない分、味の変化に気づくはず。
「おふくろの味」がいつもと違うと感じたら要注意です。
冷蔵庫の様子も要注意
認知症の傾向がある場合、まだあるのに同じものを買い込む傾向にあります。
また、食料品や日用品が不適当な場所にしまわれていることもあります。
洗剤が冷蔵庫に入っていたり、洗剤をしまうところに食材がしまってあったり……
「だらしなくなった」のではなく、認知症の可能性が高いので、気を付けましょう。
異変に気付いたからといって、本人にあまりキツく言わないで
認知症の特徴として、「取り繕い」があります。
うまく話をごまかしたり、聞かれたことをはぐらかしたりすることです。
一見頭が回っているようにも見えるこの行動は、認知症ならでは。
認知症初期の人は、自分になんとなく異変が起きていることを理解できています。
それを認めたくない、悟られたくないという心理が働いて、「取り繕い」という行動に繋がっている場合も。
じっくりと状況を見極め、可能であれば本人が納得した上で一緒に病院を受診するのがいいでしょう。
認知症を怖がらないで
超高齢者社会の日本では、認知症は避けては通れない問題。
病院で「認知症」の診断が下り、介護・介助認定されれば支援を受けることができます。
また、初期から投薬することで認知症の進行を遅らせることが期待できる薬もありますので、まずは本人が納得した上で病院を受診しましょう。