最近、こんな症状はありませんか?
- イライラする
- 頭痛がする
- 眠れない、眠りが浅い
- 首や肩が凝る
- 吐き気がする
- 気分が落ち込む
もしかしたらそれらの症状は目の疲れからくるものかもしれません。
ここ最近自宅で過ごす時間が増え、お子さんはゲームに熱中したり動画を見る時間が多くなったり、大人はテレワークなどでパソコン画面を通してのコミュニケーションが多くなったりしているのではないでしょうか。
目を酷使する習慣は、目の重さやかすみ目、ドライアイなどの目の症状を引き起こすのはもちろんのこと、実は全身の異常へと波及していくのです。
たかだか目の疲れと侮る事なかれ!
外出自粛で画面を見ることが多くなった今だからこそより大切に目のケアをしていくことが、全身の健康にも、メンタルの健康にも要になっていきます。
今回はそんな眼精疲労を解消する3つの方法をお伝えします。
眼精疲労を解消する、3つの処方箋
1.耳マッサージ
耳周りは意外と血流が滞っている場所です。
耳の血流を上げることが顔や頭周りの血流を上げることに繋がり、ひいては目周りの血流を上げることになります。
また耳にはたくさんのツボがあり、目に関連するツボも存在します。
いつでもどこでも簡単に出来る耳マッサージで目の疲れをとりましょう。
【耳マッサージのやり方】
- 指で耳をつまむように揉んで、耳全体の血流を促します。
- 耳上部を上に、耳中部を外に、耳下部を下に引っ張るように、放射状に外に耳を引っ張ります。
- 瞼を閉じ、耳たぶを指で5秒間押し、それを3〜5回繰り返します。
耳たぶには目の関連するツボが存在します。
デスクワークの合間に是非取り入れましょう。
2.眼球エクササイズ
眼球の周りにもたくさんの筋肉が存在します。
パソコンやスマートフォンの画面など一点に集中する時間が長くなると、目の周辺の筋肉の血流が滞ります。
眼球エクササイズで目周辺の筋肉の血流をあげていきましょう。
【眼球エクササイズ】
- 両手を擦って手を温めます。
- 手が温まったら、お椀のようにして両目を囲んでゆっくりと深呼吸します。吸う息で手の平からエネルギーを充電し、吐く息で目の疲れを排出するイメージを持ちます。
- ゆっくり優しく瞼を閉じて開いてを5セット行い、その後ぎゅっと瞼を閉じて目を見開くを5セット行います。
- 顔を動かさないように注意しながら、ゆっくり目を「上下・左右・斜め」の各々の限界まで移動し、5秒間キープします。
- 顔を動かさないように注意しながら、眼球をゆっくりと時計回り、反時計回りそれぞれ5周ほど回していきます。
目の奥がストレッチされて、エクササイズ後にはきっと視界がクリアになっているはずです。
3.合せき前屈のポーズ
骨盤のストレッチが眼精疲労に効くの!? と驚くかもしれませんが、東洋医学の中で目と骨盤周辺は密接な関わりがあるとされています。
昔から「産前産後の針仕事はいけない」と言い伝えられているように、目の疲れが背骨を通じて骨盤周辺をこわばらせます。
それだけ目と骨盤周辺はリンクしています。
デスクワークでずっと同じ姿勢を続けていると、骨盤まわりの血流が滞り、ひいては上半身の血流を悪くさせます。
合せき前屈のポーズで上半身の血流をあげていきましょう。
【合せき前屈のポーズのやり方】
- 足の裏通しを合わせて座ります。
- 合わせた足のかかとを快適な範囲で骨盤の方へ引き寄せます。この際、骨盤が立ちづらい方はお尻の下に高さをもたせましょう。
- 両手は足の甲を包むように持つか、地面に添えます。
- 吸う息で背筋を伸ばし、吐く息で股関節から前に倒れていきます。
- 痛くない、心地のいい範囲で前屈したら、ゆったり10呼吸ほど深呼吸します。
- キープが終わったらゆっくりと状態を起こします。
「たくさん倒す」ことが目的ではないので、リラックスして呼吸が出来るところを目指して骨盤周りを緩めると効果的です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
現代人は昔の人に比べて目を酷使しやすい環境にいます。
症状が出てから対処するのではなく、全身症状が出る前に日頃から疲れを取り除く習慣をつけてあげることが何より大切です。
今回ご紹介した処方箋はお仕事の合間やご家族でも一緒に取り組みやすいものばかりです。
是非取り入れてみてくださいね。