妊娠・出産・子育て

子育てって辛い。(前編)

インスタグラムやツイッターで目にする育児漫画や育児ツイートって、辛いエピソードばっかりですよね。
産む前からそんなものばっかり見ていたので、子育てってどれほど辛いんだろうと思っていました。

出産する一年前、仲のいい友人が母になり、こんなことを言っていました。

「私って子育てに向いてるみたい。すごく楽しい。でも、こんなこと誰にも言えない。世の中は子育ては辛いって風潮だから、母親が子育てが楽しいなんて言っちゃいけないの」

当時自分が母親になるなんて思ってもみなかった私は世間の情報を鵜呑みにしていたので、この友人は相当規格外で希少種な母親だと思いました。
だって、赤ん坊が生まれると夜眠れないとか、体型が崩れるとか、おしゃれができないとか、聞くじゃないですか。
「うちの子は育てやすいっていうのもあると思う」そう付け加えていた彼女は、母親になってから3ヶ月ほど経っていました。

実際、子育ては辛い。

自分が母親になって、子育てが始まりました。
私が出産した総合病院は母子同室で、その上個室が空いていなかったので5日間の入院生活のうち3日間が大部屋でした。
17時間の出産をやっと終えたと思ったらすぐに母子同室。
3時間おきの授乳(子が寝ていても起こして授乳させられます)、うちの子は寝ていても隣でギャン泣きするよその子。
正直言って、ころされるかと思いましたね。
入院生活最後の2日間はようやく個室が空いたので移動、そのタイミングで子どもが黄疸治療の為小児科に入院になって、4日ぶりにようやく連続6時間睡眠を得ることができました。(なぜ6時間かというと、乳が張る痛みで目が覚めそれ以上連続睡眠は取れないからです)
退院後は、里帰り出産とは言っても母は在職中。ほぼワンオペでの子育てのスタートです。

ここから辛い子育てが始まるんだろうなーと思っていました。
友人からは「あなたは育児ノイローゼになりそう、気をつけて」と言われていましたし、私自身相当精神的に追い詰められるんだろうなーと思っていました。
今日は耐えられた、明日はどうだろう。今日も大丈夫だった、でも明日はどうだろう……
そんなことを考えているうちに、気がつけば産休が終わっていました。

子育て、そんなに辛くありません。

結論をタイトルにしちゃいました。(笑)
子育て、まだ全然辛くないんです。後追いや離乳食が始まってからが勝負なのかな、と思います。
ミルクを飲んでは寝てを繰り返す我が子。大変な要素がないんですよね……
そりゃ、夜寝なくて泣いたことは2度あります。
いわゆる産後ブルーに陥って孤独を感じて泣いたことも1度あります。
妊娠中に太った体は全然痩せないし、元々肩こりがひどいのは悪化しているし、持病の腰痛で体は動かないし、ずっと眠いし、頭は働かないし、自分都合で動くこともできなくなりました。
でも、だからってそれが「子育て辛い」にはなりません。
最初は、いつ虐待しちゃうだろう、手にかけちゃうんじゃないか、という漠然とした不安が常にありました。
それほど私は自分を信じられなかった。
元々子どもが欲しかったわけでもないし、欲しいタイミングでできた子でもなかった。
夫の前妻と誕生日は近いわ、星座は一緒だわ、子を愛せるか不安な要素もありました。

でも、今のところ子どもは宇宙一可愛いし、子育てめっちゃ楽しい。
大変なことがこの先待っているだろうけれど、先を想像しただけでめっちゃ楽しい。無限に楽しい。

それでも、私は子育は辛いと言う。

でも、こんなこと現実であんまり親しくない人には言わないと思います。
子どもを持たない人に「子育てって楽しい?」って聞かれたら、「楽しいこともあるけど、その数十倍辛いことがあるよ」と答えます。
その答えに、未来の人一人の命が掛かっているかもしれないから。
私が安易に「楽しいよ」と答えたことで、「子育ては楽しいんだ」と思い込んで妊娠出産した人が子育てが楽しいと感じられるかは分かりません。「子育てが辛い」状態に陥った時、子育ては楽しいんだと思い込んでいる人は現実に耐えかねるかもしれない。
そもそも、私が楽しいと感じられることを全く同じ尺度で楽しいと感じられる人間はこの世に存在しない。
だから私は、「子育ては辛い」と言い続けると思います。自分の育児がどれほど楽しいものだったとしても。

どうして世の中に「子育て辛い」が氾濫するのか。

世間話の中にも、ツイッターやインスタグラムの中にも、「子育て辛い」が氾濫しています。
愚痴のような内容に「分かる分かる」と賛同する人たち。
あれどうしてかというと、「不幸な体験談・失敗の体験談の方が共感を得やすいから」なんです。
昔から他人の不幸は蜜の味、と言いますけど、実際失敗や不幸な体験を公開しているツイッターやインスタグラムの方が支持が得やすいからです。

 

こんなに子育て楽しいを連呼している私ですが、様々な工夫をして現在の心境に至っています。

後編では、子育ての創意工夫を紹介したいと思います。

-妊娠・出産・子育て

Copyright© ninalo! , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.