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筋膜リリース注射ってなに?

最近話題の筋膜リリース注射。

いったいどんなものなの?

なにに効果があるの?

筋膜リリースは、筋肉の収縮と硬直が成因となった肩こりや腰痛には、とても有効な治療法です。

四十肩や五十肩が治癒した後に靭帯の伸びが悪くて肩が動かしづらい時などに固まった靭帯をリリースする事で、肩の動きを改善する効果が期待できます。

頚椎症、坐骨神経痛など、神経の痛みを持つ患者さんの多くが、筋肉の収縮や硬直による肩こりや腰痛を合併しておられるので、神経ブロックで痛みが残るときに筋膜リリースを併用すると軽快する場合があります。

痛い部位を無理にかばう事が成因と思われます。さらに、末梢神経の圧迫や周囲の組織との癒着による手や足の部分的な痺れの治療に神経のリリースが奏功する場合があります。

筋膜リリース注射とは

筋肉を包んでいる膜を筋膜と言いますが、以前からしこりを触れる圧痛点の「トリガーポイント」は主として筋膜の上にあることが判ってましたが、最近の研究ではそれ以外にも腱や靭帯、脂肪などの結合組織にもあることが判明しました。

トリガーポイントは長時間の同じ姿勢や筋肉の酷使することによる筋肉の微細なダメージや炎症によって起きた筋膜やfasciaの癒着と考えられています。またその部分では痛み物質の産生が増えるとも言われています。

筋膜リリース注射とは、超音波ガイド下でこの筋膜や結合組織の癒着によって厚く重積した白い部分を確認し生理食塩水などを神経ブロックで使用する薬液の倍以上の量を注入して癒着を剥がして動きを良くするとともに痛み物質を洗い流して痛みを改善させます。

また、筋膜リリース注射だけではなく、同時に姿勢・生活習慣の改善やストレッチを行うことで相乗効果が生じます。

どんな治療?

筋膜の癒着が剥がれると筋肉の滑走性が改善し、痛みが和らぎます。神経や血管は筋膜の上を走行しているので、筋膜リリースにより神経や血管の圧迫が解除され、神経障害性の痛みや血流障害に伴う痛みも緩和されます。

上手く筋肉が緩むと、患者さんの中には「手や顔が暖かくなった」「手の痺れが軽くなった」などの感想をおっしゃる方がおられます。使用する薬液は、必ずしも局所麻酔薬である必要は無く、生理食塩水や重炭酸リンゲル、ヒアルロン酸などの麻酔作用を持たない薬液でも同様かそれ以上の効果を持つとされています。

だいたい1回の治療で数か所から10か所程度に注射します。

保険は効くの?

病院によっては、3割負担で、3000円、2000円前後くらいで受けれるところがあります。

一度近くの筋膜リリース注射をしている病院に電話して確認してみてください!

痛い?

筋膜リリースに伴う痛みは4つあります。

1、針を刺すときの痛み

細い針を使用して刺すときの痛みが軽くなるように工夫しています。

2、発痛源にヒットしたときの痛み

発痛源は痛覚が過敏になっているので、「当たり!」の時は特に痛みがあります。肩こりが酷いときのマッサージがとても痛いのと似ています。

3、薬液を注入した時の痛み

4、注射の後の痛み

当院では保険診療で筋膜リリースを行う際は生理食塩水に局所麻酔薬を混ぜた薬液を使用します。しかし、生理食塩水のpHは5~6、局所麻酔薬のpHは4~7と酸性なので注入時や注入後に痛みが生じます。

副作用は?

筋膜リリースは他の医療行為と同様に副作用があります。

血管穿刺による出血・血腫・穿刺部からの感染、注射後の穿刺部痛、注射刺激による遅発性筋痛、神経損傷、胸腔内出血・腹腔内出血などが生じる可能性があります。

血管穿刺による出血・血腫のリスクが高くなるような薬を内服していたり、出血傾向のある方には別の治療法をお勧めする場合があります。

また、穿刺部からの感染については、穿刺部の消毒はもちろん、患者さん毎に医療スタッフの手指消毒を行い、エコーカバーを変えるなど、できる限りの対策をしております。

神経損傷・胸腔内出血・腹腔内出血はエコーを用いる事でリスクを減らす事ができますが、完全ではありません。

まとめ

つらい肩こりやなどを筋膜リリース注射で治してみませんか?

筆者も肩こりがひどいので、筋膜リリース注射をしてみます!

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