コンサートチケット、あなたはどんな方法で取っていますか?
昔ながらのプレイガイド、ぴあ 今だとイープラス、ローソンチケットも加わっています。
現代はネットでこういったところから申し込めるので便利ですよね。
昔は並ぶ、もしくは電話だったそうです。
今とはまた違った大変さが!
今回はこのチケット争奪に関するちょっとした1980年代の都市伝説をひとつ。
アルフィーのチケットが取れない!
今も根強いファンに支えられ人気のあるバンド、「THE ALFEE」
言わずと知れたあの高見沢さんのバンドですよね!!
1986年8月3日のアルフィー・サマーイベント単独公演は動員92500人! 人気過ぎる!
この頃(最盛期)はチケットをとるのがものすごーく大変だったそうです。
当時ぴあで電話バイトをしていた、という人から聞いたのですが、アルフィーの時はすぐに完売するので仕事がすぐに終わってめちゃくちゃ楽だったとか。
当然ながら電話をかける側もなかなかつながらない!
とにかく電話をかけまくっていたのが当時だった、でも全然つながらない……
そんな中、ある情報が駆け巡りました。
「六本木アマンドのピンク電話(公衆電話)は回線が特別らしい、ここはつながる!」と!
チケット欲しいみんなには非常に非常に有難い情報です!!
みんなこぞってアマンドに行き、電話したとか。
すごい列になったでしょうね!
結果は……まあ普通の電話とおんなじですよね汗
そして現場でさらに情報が入ってきます。
キョードーの本社に行くとまだチケットがある、と!
どこからどうやって話がきたのか、タクシーを走らせ即座に移動!
チケットは取れたのでしょうか?!
何というか甘酸っぱいような苦いような、そんな良い思い出ですね。
熱い思いで信じた噂。
携帯もインターネットもない時代によくこんな風に噂が伝わったものです、驚くと同時に興味深い。
でもどうしてアマンドの公衆電話だったんでしょうね。
今となっては伺い知ることも難しい……
美しいシーズン
昔はアルフィーのチケットはただのチケットじゃなく、下敷きだったり、バンダナだったりすごく凝っていて、思い出としてずっと取っておきたいモノばかりだったと。
でも今のアーティストのチケットはコンビニで印刷された味気ない紙……
「昔が懐かしいなー」と仰っていました、素敵な時代ですね。
昔はファン同士で文通して情報交換したり、今とはやり取りの方法も違って趣深いです。
以上が、元アル中(アルフィー中毒=アルフィーのファンのこと)のお姉さんとたまたま知り合い、いろいろ教えてもらった話です。
アマンドの電話の話はネットで調べても出てこなかったので、せっかくなのでここに書かせてもらいました。
ちょっとした都市伝説、その当時にその現場にいた人たちのみが体感した青春の時間、情景を想像して私もなんとなく素敵な気持ちになりました。
あなたにもこんな風に青春を捧げた何かがありましたか?
PS 調べていたら、高見沢さんがアマンドを間違ってアルモンドと呼んでしまった、という話は出てきました。
アマンドのつづりは 「ALMOND」 知らなきゃアルモンドとしか読めませんよね(笑)