現在、3世帯に1つはペットと暮らしているといわれているほど、日本はペット大国です。
小さな頃からペットとともに育ったという人も少なくないでしょう。
ペットとは、家族であり、人間より短命なもの。
愛しいペットたちがその命を終えた時、私たちはどうやって彼らを送り出せばいいのでしょうか。
そこで今回は、ペット葬儀や、思い出の保管方法について、ご紹介します。
ペットが亡くなったら一番にすること
まずは、お世話になってきた獣医さんに連絡を入れましょう。
ペット葬儀について教えてくれるだけでなく、飼い主とともに悲しみを分かち合ってくれます。
また、今までお世話になったお礼も伝えましょう。
また、愛犬を亡くした場合は自治体に届け出が必要になります。
これは「狂犬病の予防」のためです。
亡くなってから30日以内に、自治体に死亡届を提出しましょう。
ペット葬儀はどこに頼めばいいの?
では、ペットの葬儀はどこですればいいのでしょうか。
おおまかに分けると、自治体、葬儀場、お寺で葬儀を執り行ってくれます。
各自治体では、ペット火葬を行っています。
価格は1,000円~10,000円と幅がありますので、お住まいの地域の自治体HPなどでご確認ください。
自治体の火葬では、立ち会いや返骨はありませんので、ご注意ください。
また、全国には多くのペット霊園があり、火葬から納骨までを取り扱っています。
個別火葬にするか、合同火葬にするか、返骨するかどうかなどで変わってきますが、価格はおおよそ20,000円程度です。
ペット霊園だけでなく、ペットを葬ってくれるお寺もあります。
お寺の場合、49日の供養などもしてくれます。
価格はペット霊園と同じくらいです。
すぐに納骨をしない場合は、遺骨を持ち帰り供養してあげる選択もあります。
ペットロスになってしまったら……
愛猫家、愛犬家の多くは、愛する家族を亡くしペットロスになってしまいます。
高齢の方だと、ここから痴呆が進む場合もあるのだとか……
ペットロスは心に大きな穴を空けます。
乗り越えるには、ただ時が経ちペットの「死」を受け入れるしかありません。
写真や動画を見て思い切り泣くことも、時には必要でしょう。
また、獣医はペットロスを防ぐために多頭飼いを勧めています。
思い出を、永遠のものに
亡くなってしまったペットは、いつまでも愛しいもの。
彼らが家族であった証を残したいですよね。
・写真集を作る
今まで撮った写真を、一冊の写真集にするのもいいでしょう。
最近では、簡単に写真集が作れるようになりました。
写真集を作りながら、ペットとの思い出を振り返るのもいいでしょう。
・ぬいぐるみを作る
亡くなったペットの写真を元に、そっくりなぬいぐるみを作ってくれるサービスもあります。
愛するペットの姿かたちをずっと傍に置いておくことで、徐々にペットロスから立ち直っていけます。
・ダイヤモンドを作る
遺骨や毛からダイヤモンドが作れることを、ご存知でしょうか?
価格は高額になりますが、永遠の輝きを宿したダイヤモンドにすれば、肌身離さず一緒にいることができます。
愛するペットのために
人生の多くの時間を共にするペットの死に直面した時、その悲しみを受け止めるのはとても難しいもの。
だからこそ、ペット葬儀のことをよく知って、その時が来たら思い残すことがないように、最後まで愛情いっぱいに見送ってあげましょう。