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多くの性転換手術を手掛けた幻の医師がかつての日本にいた!

 

日本の場合、性転換手術には細かなガイドラインがあり、それに基づいた方針で行われることがほとんどです。
当事者に強いるガイドラインではなく、あくまで医療従事者の方針であり、ガイドラインに沿わないと性別変更ができない、手術ができないというわけではないのですが、なかなか難しいのが現状。
例えばMtF(Male to Female 男性から女性へ)手術で膣、陰唇まで作る場合には、タイなどの外国に行って受ける人も多いのです。

こういった手術を広く日本で行った医師が90年代半ば~00年代初めには存在していました。
当時活躍していたニューハーフ、オカマさんたちの中には今も慕う人が多い伝説の医師。
それが和田耕治医師です。

 

日本のGID医学を切り開いた異端の男?!

96年、大阪にわだ形成クリニックを開院。
翌97年には上に書いたガイドラインの第1弾が制定されたのですが、和田医師はガイドラインにはのっとらない独自の方針を貫き通したのです。

手掛けた性転換手術は実に600例以上!!

そのほかにもホルモン注射であったり、小手術であったりGID(Gender Identity Disorder=性同一性障害)医療でお世話になった患者は非常に多いと聞きます。
先に書いた通り、和田医師を慕う人たちが本当にたくさんいたのです。

ただ惜しむらくは事故等も多かったこと。
おそらくは麻酔のミスであったり投薬のミスであったり……
死亡事故にも繋がってしまった傷ましいものもありました。
完全に独自路線だったため後続を育てることもなく、完全に一人で行っていたためこういった事故が起きてしまった可能性は高いです。

 

無念の突然死!!

学会等からは異端視されながらタブーと戦う和田医師のもとには、そういった事故を経ながらも、多くの患者が来続けました。
しかし、大阪では保健所の指導などもありクリニック継続が難しくなり、2003年東京で新しいクリニックを開院。
東京の地で新たにGID医療を続けていたのですが、2007年なんと自分の病院で突然死。

自殺も噂されたものの、本当のところはわかりません。
でも、過労死である可能性が高いとのことでした。

 

そして賛否両論の医師は伝説へ……

私も2000年代初頭当時、オカマちゃんの知り合いから
「荻窪にLCクリニックというところがあって、そこなら男性でも脱毛してくれる、ホルモン注射もやってる」という話を聞いたことがありました。
当時まだインターネットも盛んではなかったものの、その筋の世界での口コミには強いものがあったのだと思います。

そして、そういった人たちのことを思って、安価で医療を提供しているという話も同時に聞きました。
金儲けに走らず、ただただGIDの人たちのために、と突き進んだ人生。
だからこそ多くの人たちに慕われたのでしょう。
「事件があったけど悪く言う人はいない」という言葉も同じ人から聞きました。
通常の医学界からは激しく嫌われたであろう人生は、同時に愛された、待ち望まれた人生でもありました。

そんな信念に生きた、今では幻のような医師が平成の日本にはいた。
LGBTに対する理解の進んだ現代でもいないような医師がかつて存在したのです。
そして人々の心の中では今も生き続けていることでしょう。

 

最後に……2006年の短期間だけ記されたものですが和田医師のブログが残されています。
https://blog.goo.ne.jp/wd504
「性転換手術‐美容外科医のBlog」興味ある方はチェックを。

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