令和が始まって早1ヵ月。
元号が変わる瞬間の日本列島は、まるで大晦日のごとく大盛り上がりでしたね。
令和第一号の夫婦になろうと、深夜に多くのカップルが役所に押し寄せていたのも印象的でした。
新元号になり、心機一転する人も多いのではないでしょうか。
なにか始めてみたいと思っている人も多いはず。
新元号をきっかけに、お手軽に始められるけれど続けるのが難しい、日記を始めてみるのはいかがですか?
日記がもたらす効果とは?
自分自身の成長
日記を書くということは、その日1日を振り返り反省するということ。
日記を書くことが習慣化すれば、反省を踏まえた行動をとることができるようになります。
どんなことを失敗したのか、その原因はなんだったのか、同じ失敗を繰り返さない為にはどうすればいいのか。
こうしたことを記録しておくことは、同じ失敗を防ぐ上でとても効果的です。
また、失敗したことだけでなく、成功したことも詳細に記録しましょう。
自分の失敗パターン成功パターンから、長所と短所を分析することができ、自身の成長の役立てられるでしょう。
精神の安定
もしも悩み事があって心が不安で支配されているなら、思い切り書きなぐりましょう。
書き出すことによって、悩み事の根本的な問題に気付くことができるでしょう。
また、思いつくことを思いつくままに書き記すことを「ジャーナリング」といい、感情のもつれをほぐすことができます。
テキサス大学のベインカー教授の研究によって、ストレス指数がジャーナリングによって改善することが判明しています。
習慣の形成
読書、ダイエット、資格の勉強……どれも続けようと思ってもなかなか続かないもの。
そんなお悩みにも、日記は手助けしてくれます。
例えば、あなたが資格の勉強をしているとします。
日記に、今日はどんな勉強をしたか、どこで間違ったか、間違った原因はなんなのかを記録することで、意識が資格の勉強に向かい、目標までの道のりが見えてきます。
それだけでなく、自分の苦手分野も見えてくるので、勉強の方向性を決めるのにも役立つでしょう。
長ければいいんじゃない、効果的な日記の書き方
日記には、脳の活性化・文章力の向上・成長促進・精神安定・習慣の形成に効果があります。
その効果を最大限に引き出すのは、いったいどんな日記なのでしょうか?
簡単お手軽「3行日記」「4行日記」
日記というのは荷が重い……そんな人におススメなのが、順天堂大学医学部教授・自律神経研究の第一人者である小林弘幸氏が提唱する「3行日記」。
3行日記は、以下のように書いていきます。
・1行目 その日失敗したこと、うまくいかなかったこと、いやだったこと
・2行目 その日ものすごく上手くいったこと、感動したこと
・3行目 明日、これだけはやろうという目標
たったこの3ポイントを書くだけです。
「失敗→成功→目標」の順に書くことで、自然にモチベーションを持ち上げることができます。
また、教育学博士・経済学博士の小林惠智氏が提唱する「4行日記」というものもおススメです。
「4行日記」で書くことは以下の4つ。
・事実 1日の出来事の中から一つ選んで書く
・発見 そこから閃いたことや気付いたことを書く
・教訓 発見から学んだことを書く
・宣言 1~3を踏まえ、自分がありたい姿を力強く宣言する
「3行日記」と「4行日記」どちらにも共通するのは、ポジティブな言葉で締めくくるということです。
わざわざ日記帳を用意しなくても、手帳にササっと書き込めるところも魅力的です。
日記がもたらす効果は絶大です!
また、手書きで文章を記すということも、実はとっても大切なこと。
令和元年、日記をつけて素敵な未来を描きましょう!