コーヒーと聞くと、何を思い浮かべますか?
一番に頭に浮かぶのは「カフェイン」でしょうか。
カフェインといえば、「カフェイン中毒」や「妊婦は摂取できない」など、なにかとマイナスイメージが湧きがちかと思います。
ところが、コーヒーに含まれる成分には、以下の効能があるとされているのです!
・ダイエット
・アンチエイジング
・頭痛を抑えてくれる
・脳の活性化
これはいずれも科学的に実証されています。
では、いったいコーヒーに含まれる何の成分が作用しているのか、詳しくご紹介していきます。
コーヒーはダイエットの強い味方!
私は、食後に必ずと言っていいほどコーヒーをブラックで飲みます。
それ以外にも、食べすぎて胃がもたれているとき、腸の動きが悪いときにも摂取しています。
それは、16歳のときに言われた声楽の先生のこんな一言がきっかけでした。
「フランス料理のコースの最後に必ず一杯のコーヒーが付いてくる理由が分かる?それはね、脂っこい料理の消化を助けるためなのよ」
事実、科学的にコーヒーの成分が胃壁を刺激して、消化液の分泌を促すことがきちんと証明されています。
また、コーヒーには「クロロゲン酸」という成分が含まれています。
これはポリフェノールの一種で、脂肪分解と脂肪蓄積抑制効果を持っています。
そのため、カフェインとクロロゲン酸のW効果により、食事から摂取した脂肪が体に溜まりにくくなり、脂肪の燃焼が促進されるというわけです。
アンチエイジング効果も期待大◎
また、このクロロゲン酸は、アンチエイジングにも効果が期待できます。
クロロゲン酸の抗酸化作用が、美肌やエイジングケアに作用すると考えられています。
コーヒーを適度に飲むことで、シミの予防やくすみのない透明感のあるお肌をキープすることができるのです。
また、むくみやお肌の老化予防が期待できます。
クロロゲン酸には殺菌作用もあるので、肌荒れなどのトラブル改善にも役立ちます。
それだけでなく、コーヒーの利尿作用によって老廃物排出が行われるので、むくみをおさえたり、小顔への効果も期待できるといえます。
コーヒーは頭痛の特効薬!
頭痛には、原因やメカニズムによっていくつか種類があります。
そのうちのひとつ「片頭痛」は、簡単に言えばストレスなどで脳の血管が拡張し、頭痛になると考えられています。
また、片頭痛が起こっているときは脳内でセロトニンというホルモンが過剰に分泌されていることがわかっています。
セロトニンが血管を一度収縮させ、その後拡張させるため、痛みが発生するのですが、カフェインには血管収縮作用があるので、拡張された脳血管を収縮してくれます。
また、緊張性頭痛にもカフェインは有効です。
但し、頭痛は様々なメカニズムが複雑に絡み合って発生しているため、頭痛がひどくなる場合もあります。
その場合はカフェインの摂取を中止し、医師に相談しましょう。
コーヒーは眠気覚ましになる、あれは本当だった!
「コーヒーを飲むとカフェインのおかげで目がさえる」、なんてよく聞きますよね。
実はこれも、科学的な裏付けがされつつあります。
コーヒーには、フェルラ酸、コーヒー酸、クロロゲン酸など多種類の抗酸化物質が含まれています。
このクロロゲン酸には脳の記憶と意志決定に深く関わる前頭葉のダメージを修復して、注意力を高める効果があります。
他にもトリゴネリンと言う成分は人間の脳神経細胞の神経突起を伸ばす働きがある事が分かっています。
神経突起と言うのは脳細胞から脳細胞へと情報を伝える重要な役割を果たす部分で、この作用によりアルツハイマー病や認知症の予防になったり、記憶力を高める効果が期待されています。
もちろん、コーヒーに含まれるカフェインが脳内の睡眠中枢に働きかけて、脳を覚醒させてくれます。
疲れがたまると睡眠物質とよばれる疲労物質がたまり、睡眠中枢に働くことで眠気が起こるのですが、カフェインは、その疲労物質が睡眠中枢に働きかけることをブロックしてくれます。
脳の代謝を高め、脳を活発にするというメカニズムです。
またその香りは脳内のストレスを低下させる遺伝子を活性化させるともいわれています。
コーヒーは美と健康の強い味方!
コーヒーには体にいい成分が多く含まれていることが科学的に証明されてきています。
上手に生活に取り入れて、美と健康の強い味方にしちゃいましょう!