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醜形恐怖症の流れはどこかで断ち切らなくてはいけない

先日はマイケルジャクソンについて書きましたが、今回も往年の洋楽スターについて見ていきたいと思います。
華やかに80年代中期を飾ったニューロマンティック系バンド
『デッド・オア・アライヴ(Dead Or Alive)』のボーカリスト、ピート・バーンズです。

全盛期のルックスはそれはそれは美しいもの。
まさに妖艶な美青年です。

ただそんな美しさを誇りながらも容姿に強いコンプレックスを抱いていたようで、
いつからか整形手術を繰り返していくこととなります。
2016年に亡くなった際には若いころと整形後の写真を比較してtwitterに記している人がちらほら見受けられますね。

変貌してしまった有名人という形で名前が挙がるのわかりますね……

 

ピートはいかにして整形にハマっていったのか?

最初に美容整形手術をしたのは1985年。
人気絶頂期ですね。
まずは鼻の施術をしたのですが……
細く高い鼻を目指していたのに、ゆがんでしまっていたそうです。
すぐに再手術を行って、念願の形を手に入れることとなりましたが、この経験から安易に施術を繰り返すようになってしまったのではないでしょうか。
その後も様々な手術を繰り返すことになります。
曲も大ヒットして全世界で2000万枚のレコードを売ったものの、収入のほとんどを整形につぎ込むことに!
だんだんと人気にも陰りが出ていきます。

そして90年代中盤には決定的な事件が起きました。

もともと唇にコンプレックスを抱いたことが、ピートの美への執着につながっているのでは? と言われています。
子どものころに、女の子たちが自分の唇について話ているのを聞いてしまったのがはじまりだ、と。
何のことはない会話だったのかもしれませんが、深く心に残ってしまった。

そしてついに唇の整形にとりかかりました。(すぐに唇をいじらなかったのは、どういった心理だったのでしょうか……??)

唇をふくらませようと、ジェル状の物質(詳細不明ではありますが「アクアミド」ではないか、と言われています)を注入した際、体内で反応し肉芽が増殖してしまうという副作用に見舞われました。

アクアミドはポリアクリルアミドという物質で、注入後に肉芽を形成したり、変に異物として残ったり、という例は日本でも見受けられています。
多少の使用であれば問題は非常に少ないようなのですが、ピートの場合、このジェルを頻繁に注入しつづけ、肉芽が増え続け……
どこかが膨らみ過ぎていたら違う場所に入れて、の繰り返し。
かなりの注入量になった上に、更には細菌感染も起こしてしまったのです。

ヒアルロン酸注入でも非常に少ない確率ですが、細菌感染が起きる場合がありえます。
その場合には、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を溶解する注射をしたうえで、抗生物質で感染を治癒していく必要があります。

痛みと熱が出たうえで腫れと肉芽で垂れ下がってしまったピートの唇に対して、医師は感染の治療もせず無理に引き上げる手術まで行ってしまったというのです!
その結果、数日後に縫合部位から膿が噴き出した上に、おそらくは全身の敗血症となりICUに運ばれ、さらには肉芽も血流の中に散らばって、血管を詰まらせ腎不全になってしまったのです。
腎不全の他にも全身に不備が起こり、ピートは半年間の入院を余儀なくされました。

この時の医師とは和解したとのことですが、無残な形の唇はそのまま……
そしてこの唇を修正するため、細かな肉芽に対する手術を1年半のうちに100回以上も受けるはめに。
修正手術にかかった費用は1億円超。
豪邸を売り払ったり、過去のヒット曲の権利を手放したりでなんとかしたようですが、残されたものは数少ない。
その後、奇跡ともいえる返り咲きで2000年代中盤にはヒットを飛ばした時期もあったのですが、お金が入っては結局整形に使ってしまう、の繰り返しで2015年には破産宣告。
2016年の10月には帰らぬ人となりました。

 

整形は心のバランスも整えつつ!

美と醜に取りつかれてしまったロックシンガーの人生。
醜形恐怖症の流れはどこかで断ち切らなくてはいけません。
整形自体はうまく取り入れればよい効果を生むのは間違いない、と私は思います。
方向性を見誤ったり、突き進みすぎることがいけないのだと思います。
流行に乗っているくらいであれば間違った方向に行き過ぎることはないと思いますが……
どこかで客観的な視点をもつこと、もしくは周囲の意見に耳を傾けることが重要なのかな、と感じます。

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