いよいよ正産期に入りました。
もういつ産まれても胎児に問題はありません。
胎児の位置が徐々に下がっていき、胃の圧迫がなくなって食欲が増してくる時期です。
この時期特有のマイナートラブルもありますが、今回はこれまでの妊娠中マイナートラブルを振り返ってみようと思います。
代表的マイナートラブル20選
マイナートラブルとは、妊娠に伴って分泌される黄体ホルモンが原因で体に起こる、諸症状のこと。
妊娠初期から産む寸前の妊娠後期まで、マイナートラブルは付きまといます。
吐き気(つわり)
妊娠2ヶ月目から始まったつわりは、妊娠5ヶ月の安定期に入るまで続きました。
私の場合、ピークが波のように引いては押し寄せ、なかなか「あ! つわりが終わった!」と実感することができませんでした。
ピーク時は、起き上がるどころか1日4〜5回嘔吐していました。レモン味の炭酸水が唯一口にできるものだったので、それだけを飲み、吐く。
ピークはだいたい1週間で終わり、つわりが穏やかな期間はトマトやりんごやパスタなどを食べていました。ピーク時は吐きつわりだったのですが、穏やかな期間は食べつわりになっていたので、体重が極度に落ちるということはありませんでした。
よく聞く「ご飯が炊ける匂い」は平気でしたが、アロマや柔軟剤の人工的な香りは一切受け付けず……
つわりがあった3ヶ月間は、入浴すると吐いてしまっていたので、手早くシャワーだけ。もしくはしばらく入れない日々でした。
冬だからよかったな、と今なら思います。
つわりが終わったきっかけは、時期的なものもあるでしょうが、お正月の帰省とぶつかった事。
まだ親戚や祖父母には妊娠のことを告げる予定ではなかったので、いつも通り家事をして正月準備をして、と忙しく過ごしている間は気を張っていたのもあり、つわりの症状がほとんど出なくなり、そのままつわりは終了に……
ある朝突然パッとなくなる、という人もいるようですが、私はそんなことはなく、「今日は吐き気がましだな」と感じる時間が徐々に増えていって、落ち着きました。
吐き気を落ち着かせてくれる点滴や、処方箋や漢方もあるので、我慢せずに医師に相談してください。
腰痛
妊娠5ヶ月目頃から始まった腰痛。
それまではお腹も目立たないし、腰痛もありませんでした。
わずかにお腹が膨らみ始めた頃から腰痛に悩まされるように……腹帯はこの頃からつけ始めました。
妊娠後期になると、一度横になると起き上がるのが困難に。
検診の時、エコーのために横たわると起き上がるのに苦労しました。
こればかりは腹帯をしめ、耐えるしかありません。軽いストレッチや運動も良さそうです。
便秘
妊娠中期に悩まされた便秘。
マグネシウムを処方してもらいましたが、私は体質に合わず吐き気を催すことになり、食事で乗り切りました。
BIOヨーグルトとコーヒーを毎朝摂取し、食物繊維が豊富な野菜を夕飯時にたくさん摂取すると効果がありました。
便秘をすると吐き気に繋がるのが厄介でした。
痔
私は結局痔にはなりませんでしたが、便秘が原因でなってしまう人も多いそう。
便秘が続くようなら、早めに食事を改善したり、医師に相談してお薬をもらったりした方がいいでしょう。
頻尿
妊娠中期ごろが、日中トイレに行く回数は一番多かった気がします。
妊娠初期から夜間頻繁にトイレに行くようになったので、8時間続けて眠れたのはもう10ヶ月以上も前のことです。
胃もたれ
つわりではなく、胃もたれも代表的なマイナートラブルの一つ。
大きくなった子宮に胃が圧迫されて胃もたれを起こします。「後期つわり」とも呼ばれています。
これを防ぐ方法は、1回の食事の量を減らすこと。それだけです。
私は胃もたれすることはありませんでしたが、「お腹は減っているのに食べられない」ということはよくありました。
胎児がだんだん下に下がってくると解消されるので、心配はありません。
頭痛
頭痛も、よくあるマイナートラブルの一つ。妊婦でも使用できる「カロナール」という薬が多くの場合処方されます。
私はもともと偏頭痛持ちなこともあり、妊娠中はずっとカロナールを処方してもらっていました。
薬を飲むことは悪いことではないので、頭痛が続いて辛い場合は医師に相談しましょう。
虫歯
妊婦さんは虫歯になりやすいと言われています。
安定期に入ったら歯医者に行くようにしましょう。
妊娠線
色々な対策クリームが売られていますが、妊娠線ができるかどうかは肌質による違い。
乾燥肌の人ほど妊娠線はできやすいそうです。
お腹が痒いときは要注意。しっかりと保湿をしてあげましょう。
私は専用クリームではありませんが、とにかくしっかりと保湿をしていました。
むくみ
むくみのチェックは検診でもされますよね。
私はとうとう最後までむくみを指摘されることはありませんでした。
マイナートラブル20選【前編】でした!
いずれもよくあるマイナートラブルなので心配しすぎる必要はありません。
ですが、気になる場合は掛かりつけの病院で相談しましょう。