さて、前編では、謎解きゲーム(リアル脱出ゲーム)がどのようなものかを紹介しました。
ここからは、もっと具体的に謎解きゲーム(リアル脱出ゲーム)の魅力をご紹介します!
「謎解き」って具体的になにをするの?
謎解きゲーム(リアル脱出ゲーム)とは、ストーリーに沿って部屋から脱出したり、何らかの目的を果たすことがゴールのゲームです。
謎解きゲーム(リアル脱出ゲーム)のルーム型(アジト型)以外は、どの形態の謎解きであっても、パターンはだいたい同じようになっています。
まず、参加者は「小謎」と呼ばれる、時間を掛けずに解けるレベルの謎をいくつか解いていきます。
この小謎の回答で導き出した答えが、次の問題へ繋がるキーワードになるというわけです。
・「小謎」ってどんな問題が出るの?
「小謎」では、パズル、算数、国語、ごく簡単な英語、なぞなぞ、迷路などが出題されます。
だいたいが小学生の知識があれば解けるようになっています。
時間を掛ける謎ではないので、苦手なものはどんどんパスして、解ける問題をスピーディーに解いていきましょう。
・「小謎」を解いたらどうなるの?
「小謎」の量は、公演によってまちまちです。
解いても解いても次々と「小謎」が出題される公演もあれば、あっさり次のステージに行ける公演もあります。
「小謎」を解いたあとは、「中謎」と呼ばれるものを解くことになります。
物語でいうところの「転」に当たるところでしょうか。
今まで解いてきた謎を振り返ったり、新たな手掛かりを見つけたり、これまでとは全く違う動きをすることになります。
問題の難易度もぐっと上がり、ひらめき力が重要となってきます。
「中謎」が解けると、いよいよ物語は終盤に差し掛かります。
・物語のクライマックス、「大謎」への挑戦!
さあ、いよいよ謎解きも大詰めです!
ここでは謎解きの「結」の部分、「大謎」についてご紹介します。
「大謎」というのは、つまりその公演上の物語の目的を果たすことです。
「大謎」を解くために最も重要なことは、ズバリ「注意力」です。
「目的はなんだったか」、「どのような情報があるか」を整理する必要があります。
この「大謎」、知識や計算力などは必要ではありません。
「ひらめき」だけが求められます。
ところが、この「ひらめき」が頭が固くなっている大人にとってはひじょうに難しいんですね。
子どもたちの方が案外あっさり「大謎」を解いてしまうこともあります。
心からおススメしたい、3つの謎解き
謎解きゲーム(リアル脱出ゲーム)の魅力をたくさん紹介してきましたので、最後は私がおススメする謎解きゲーム(リアル脱出ゲーム)をご紹介します!
それぞれ、まったく傾向が違う謎解きゲーム(リアル脱出ゲーム)ですが、どれもギミックが素晴らしいものばかりです。
謎解きをした後に、感嘆のため息を漏らすこと間違いなしですよ!
CUBES
製作団体:JOKER PROJECT
形態:持ち帰り謎
文字やイラストの描かれた積み木のようなピースを使う謎。
最後の答えに辿り着いたとき、きっとあなたは驚きと感動で思わず息をのんでしまうでしょう!
時空研究所からの脱出
製作団体:SCRAP
形態:アジト型
タイムマシーン研究所に閉じ込められたあなた。
チームメイトと力を合わせ、60分で研究所から脱出しなければいけません。
約6年前に製作されたアジト型リアル脱出ゲームです。
難易度はそれほど高くありませんが、豊かな発想力とチームワークが必要です。
超初期のリアル脱出ゲームは、粗削りなところもありますが、そこがまたいい味を出しています。
君は明日と消えていった
製作団体:SCRAP
形態:ヒミツキチ型
亡くなった幼馴染からのメッセージを解き明かしていく、青春リアル脱出ゲーム。
謎の量は少し多めですが、知識よりもひらめきが重要となります。
しかし、謎の内容よりも注目してほしいのは、その素晴らしいストーリーです。
甘く、切なく、苦しい青春が、60分の中にぎゅっと凝縮されています。
「君は明日と消えていった」の製作者が製作した新作が、「さよなら、僕らのマジックアワー」。
こちらもストーリーが素晴らしいと評判です!
ひたすら謎を解いていくのもよし、謎解きの世界観に没入するもよし、楽しみ方は人それぞれ。
頭を使うゲームが好きな人もそうではない人も、リアル謎解きゲーム(リアル脱出ゲーム)に挑戦してはいかがでしょうか?