コラム 恋愛

超学歴格差カップルは幸せな夢を見るか

突然ですが、私は超学歴格差カップルです。
彼が東京大学卒業(ストレート合格です)、かたや私は高卒。
会話は基本的に噛み合うようで、噛み合いません。
というか、彼がしたいであろう深い議論はできません。
そんな超学歴格差カップルの実情を、今回は書いていきたいと思います。

ご自身が超学歴格差があって悩んでいる人や、ハイスペ婚を狙っている人の、何らかの助けになればいいかな、と思います。

「釣り合ってない」という気持ちから始まった交際

彼との出会いは、趣味の集まりでした。
友人の友人で、その集まりの主催者をしていた男性です。
ただ、第一印象は残念ながら「主催者」以外の何者でもありませんでした。
そんな彼を異性として意識したのは、初めての出会いから2週間後、2度目に偶然出会ったとき。
彼のことが気になり始めた私は、早速彼のツイッターを調べることにしました。(趣味繋がりの人はほとんどがツイッター相互フォローなのでネットストーカーなどではない)
するとbioにある「UT」の文字……
いいですか、bioにある「UT」は「University Tokyo」の略です。「東京大学」の略です。覚えておくといいことがあるかもしれません。

まあここで私は、「住む世界が違うな」と思ったんですよ。
これはなかったことにしようと。

というのも、私は幼い頃から学歴コンプレックスを拗らせまくっています。
私の実家は高卒で働くか、大学進学をするなら早慶以上という学歴格差が凄まじい家でして、中学一年にして「早慶は無理……」と悟った私はそんなに受験勉強も頑張らず、高校卒業後就職を機に上京しました。
そんなわけで、UTなんて雲の上の存在なわけです。芸能人の方がよっぽど身近で現実的。
叶わない恋なら、恋なんてしない方がいいと思ったわけです。
ところがその時、そこそこ高学歴の友人が放った「選ぶのは向こうなんだから、いってもいい」の一言。

この一言で、私は彼を食事に誘うことにしたのでした。

交際が始まっても迷いは消えない

二人で食事に行くようになって間もなく、私は無事彼の口から「付き合ってください」という言葉を引き出し、交際することになりました。
その頃の彼は、難しい話はしませんでした。だから、そんなに偏差値差を感じることはなかったんです。
それでも勝手に引っかかる「学歴差問題」。
交際して間もなく、高学歴従姉(もちろん早慶以上)に「偏差値が自分よりずっと低い人間と交際できるか」と聞いたことがあります
従姉は同じ大学の彼と上手くいかなかったこともあって高学歴に対する信用が薄いんだと思うんですが、「偏差値とか、学歴とか、全く関係ない。もっと大切なことがある」と言ってくれました。
それでも勝手に引け目を感じる私……そして私は彼に学歴を打ち明けることにしました。

高卒でも全く気にしない、と言った彼

彼は私立進学学校出身ではありませんが、県下トップの高校出身。
話を聞くに、多分結構東大ストレート合格者がいるんですよね。そんな彼に、高卒ってどう映るんだろう……と不安でした。

ある夜、私の家に来た彼。
「大切な話がある」と言って、私は話を切り出しました。
「実は、私は高卒です。なので大学のことが分かりません」
学歴コンプを拗らせた私は号泣しながら彼に告げていました。
「別れてもいいです」とか「釣り合わないと思う」とか言いました。

すると彼が、
「俺のせいでごめんね」
と言ったんです。

俺自身は高卒でも全く気にしない。だけど、俺の行動の端々で学歴を意識させてしまっていたならごめん」と。
あと、「東大生って突き抜けて変な人が多いから、意外と学歴気にしない人いるよ」だそうです。
ただし、実情としては東大生は東大生と結婚するパターンが1番多いので、騙されないでください。

うちのめされる現実

それから4ヶ月ほどは平和な時間が過ぎて行きました。
彼の歴代高学歴元カノの話も知っていたので、彼女たちとの会話とどれぐらいレベルが違うんだろう? と考えることは多々ありましたが、「今の自分の方が好き」と言ってくれる彼の言葉に支えられていました。
しかし、ある日突然現実を突きつけられることになります。

私の父が、経営者仲間と上京することになって、その食事会に彼共々招かれました。
「美味しいお肉食べられる〜」くらいの気持ちで足を運んだのですが、そこにいたのは高学歴の人々……仲間内のお子さんも来ていたのですが、やはり高学歴……
話をしていく中で彼の学歴がバレ、職業が分かると、「東大なら○○商事か?」や「官僚の紹介はできるが、知り合いにいるか」という話で盛り上がり始めました。
もうなんかいたたまれませんでしたね。
私がもし東大出身ならこの話に入れるのになーとか、早慶でもないと同じ土俵にも上がれないなーとか……

別れ話、再び

翌日、いつも通りデートの為に彼と落ち合った私は、別れ話を切り出しました。
学歴格差に耐えきれなくなったんですよね。
「やっぱり住む世界が違う」「今からでも同窓生とか職場の人(大手なので同僚はエリート)と付き合ってほしい」
と切々と訴えました。
そこから、どういう話し合いをしたかは覚えていないのですが、やっぱり私は泣いていて、彼の「俺が選ぶ」という言葉で決着したのでした。

超学歴格差カップルは幸せな夢を見るか

その後も、「こんなことも分からないの」と言われることがあって(モラハラか?)、「元カノのところに戻ればいいじゃん!」と泣いたことが数回あります。たぶん彼は人の気持ちにだいぶ鈍感……
でもこの「元カノのところに戻ればいいじゃん」が効いたのか、最近では私は「地頭がいい」と褒めてくれるようになりました。
賢いから、褒め方が抽象的でなく具体的なので、自信に繋がるんですよね。
それから、数IIの問題を分かりやすく教えてくれます。(笑)

だから、この学歴格差を許された気が、ほんの少しだけします。
それでもやっぱり思い悩むことは多いです。
超エリートの彼の人生を大きく変えてしまったんじゃないかと、今でも考えます。

だけど、彼が「一緒にいてくれるならそれだけでいい」と言ってくれるので、じゃあ一緒にいようって思います

だから、同じように学歴格差で悩んでいる人は、彼が「君がいい」って言うなら、とことんその言葉を信じて欲しいんです。
人間の真価は学歴で測れるものではなく、学び合うところはたくさんあるはず。

そして、安易にハイスペ婚を狙う人は、自分が見合うスペックを持っているかよく考えて欲しいです。
「釣り合わなさ」は絶対に苦しい。
何かを手に入れる為には対価が必要となる。

その対価を持っているのか、持っていないとするなら持つ努力から始めてみるのはどうでしょう。

-コラム, 恋愛

Copyright© ninalo! , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.